てまえみそ

自分に優しく、自分のハートは自分で癒そう

スリに遭う

 

晩秋の首都・ベルリン

夕暮れのブランデンブルグ

この後、夫の胸ポケットからiPhoneが消えた!

 

 

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ブランデンブルグ門を背に、アンペルマンショップへ向かう途中だった。

 

突然、移民風の若い男女がアンケートボードを持って、夫の目の前にやってきた。

男が何も言わずにサインをせがむ。

サインをしたらお金を要求されるから、動じることなくきっぱり断る。

だけど妙にしつこい。

夫の前を二人が完全に立ち塞ぎ、しかもかなりの至近距離でボードを体に押し付けていた。

と、しばらくして、サッ~とその場を立ち去って行った。

 

その後、「携帯がない!」と気が付いたのは、10分後くらい。

 

すぐに私の携帯から夫の携帯へ電話をかけたが、「この番号は使われていません」というアナウンスが。

SIMカードを抜かれた。

 

完璧な連係プレーだねぇ~。

 

買い換えてまだ半年しか使っていなかった夫のiPhoneは、一体、どこへ流れてどこで売り物になるんだろう?

 

 

 * * *

 

 

意外にも冷静な私。

本当に自分でもびっくりしちゃった。

 

 

携帯を盗まれた夫が冷静だったからかな。

 

怒りや悲しみや悔しさを感じることなく、起きてきたことをただ静かに受け止めていた。

 

 

幸い、目の前にテレコムショップがあったので、すぐに駆け込んで事の次第を話し、新しいSIMカードをもらうことができた。

 

店員さんに「あ~、残念」と言うと、とても気の毒そうに「ごめんね」と謝ってくれた。

日ごろ、謝らないドイツ社会の中で、誠実な彼の優しさがとてもうれしかった。

 

 

盗んだ二人の若者はまだ10代だと思う。 

盗む教育を受け、生活のためにスリを働き、彼らの報酬はどれくらいもらえるのだろうか。

きっと元締めに大半は持っていかれるのだろうなぁ。

彼らが幸せだと良いけど…

そんなふうにも思えて、彼らを責める気が起きなかった。

 

 

無くなっちゃったもんは仕方ない。

誰かの役に立つと思って、寄付したつもりで良いや。

 

 

そんなふうに潔く言える夫。

そしてすぐに気持ちを切り替えることができる夫。

 

尊敬します。

 

 

私たちはずいぶん成長したなぁ~と思う。

 

 

都会はやはりスリにご用心ですね。